MADE IN JAPAN! 過去ログ
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02年10月の欧州旅行。記録を順不同に。
ハムラビ法典
世界史の教科書の写真に載ってたそのままが目の前にある。これは、なんか妙に感慨深い。それにしても、こんなに大きなものだとは思わなかったな。こんなに大きな法典塔を、ハムラビ王があちこちに立てたのなら、もっとあちこちで出土してもよさそうな気がするが、これ1個しかないのかね。反対に、これまた有名な、鼻を削られたハムラビ王の彫刻は、意外なほど小さい。周りにアッシリアのレリーフなどがあるところは、大英博物館にも似ている。
英国にロゼッタストーン、フランスにハムラビ法典。どちらもこの眼で見れて満足である。ははは。しかし、英仏の2国が、昔はいかに強国で栄華を誇り、そして世界を略奪したか、実によく分かる発掘品でもある。そういえば、「サモトラケのニケ」も、「ミロのビーナス」も、みんないつの間にやら栄華とともにフランスに渡ってきたのだ。
ミネラルウォーター
やっぱり欧州だなと思うのは、レストランで必ず水はガス入りかスティル・ウォーターか聞かれること。そして、出てきたミネラル・ウォーターが、ちゃんとチャージされて
いること。日本やアメリカでは、よほどでなければ水はタダというのが普通だが、やはり欧州はちょっと違う。そういえば、イタリアもそうだった。普段は、炭酸入りのミネラルウォーターなんて飲まないが、慣れるとなかなかスッキリして、後味よし。コーラ飲むんだったら、炭酸入りのミネラルウォータを飲むほうがよいという気がする。しかし、日本国内では、あんまり流行らないな、炭酸入りのミネラルウォーター。
ロンドン地下鉄
切符の自動販売機には、お釣りが出ない機械が多い。 小銭が払底しがちな旅行者には面倒だ。 しかし、ウエストミンスター駅でワンデイトラベルカードを購入した販売機には、言語選択ボタンがあり、試みに押してみると、なんと日本語表記も出てくる。クレジットカード挿入口もあり、入れてみると、「銀行系カードが挿入されました」と日本語が画面に。これにはビックリ。日本人観光客も多いからだろうが、なかなか凄いもんである。しかし、ひるがえってみるに、日本の営団地下鉄では、英語が出たり、クレジットカードが使える券売機があるかね。イギリス地下鉄の切符販売機は、異邦人には必ずしも使い勝手がよくない不親切ともいえる設計だが、外国語表記とクレジットカードOKには深く感心した。いやはや。
Au Pied de Cochon
ガイドブックに載ってたので、ルーブルの帰りに遅い昼食を。エースコックのワンタンメンの袋に出てるようなブタの看板。店の名前は「ブタの足」の意だそうで、豚足料理が有名なんだそうだ。お昼をちょっと外したのだが、店内はお客で一杯。
アペリティフにシャンペンをグラスで1杯。周りも、昼間からあちこちでワイン飲んでるのは、さすがにフランスという気がする。ま、一応、名物の豚足料理を。ドカンと出てきたのは、こげ茶色にローストされた豚足。付け合わせには、山盛りのポテトフライ。皮はパリパリと香ばしく、スパイシー。かなり濃い味付け。しかし、身というほどの肉はなく、ゴツゴツした骨の周りは、ほとんどが脂とゼラチン質である。相当に脂っこい。隣に座っていた、70近いと思われるフランス人老夫婦は、前菜の後でこれをぺロリと平らげてから、シロップがドッブリかかったクレープのデザートまで食べていた。私のほうは、豚足も途中でギブアップ。やっぱり人種が違うな、人種が。
そうそう、ロンドンでも、街を歩くと、このオ・ピエ・ドゥ・コションの豚足と同じ香りがプーンとしてくる。なんだなんだと周りを見まわしたら、焼きソーセージの屋台であった。日本のソーセージ焼いても、「ソーセージを焼いた匂い」しかしないのに、イギリスでソーセージ焼くと「豚を焼く匂い」がするというのは、彼我の肉食文化の年季の超え難い差かもしれんなあ。イギリスのソーセージは、あんまり美味くないというのが定評だが、そのソーセージにしてこの匂い。参りました。
フランスのパン
朝食はホテルで食べてたのだが、クロワッサンや、なんでもない小さなバゲットが実に美味い。フランスに行けば、誰でも感じるありきたりの感想ではあるが。これは、レストランやブラッセリーに入った時のパンも同様で、日本ではまずお目にかからないような美味さであった。私はパンよりもご飯党であるが、こういうパンなら毎日でもいい。まあ、さすがにパン食いの歴史が長いと、エライもんですな。もっとも、アメリカでは、高級レストラン以外でロクなパンに当たった試しがない。シカゴで仕事を一緒にしてたフランス人も、アメリカのパンはマズいとボヤいていた。同じパン食い人種にも、そんなに落差があるということが、実に不思議。
Carre des Feuillants
パリ1区にある、ミシュランでは2つ星の店。ガイドブックで見て、念の為に事前に日本から電話で予約。電話に出たマダムは、こちらが英語で話すと、流暢な英語に切り替える。ホテルから徒歩ですぐ。予約した7時半に訪問したが、まだ客は誰もいない。イタリアのレストランも、どこも開店が遅かったが、フランスのレストランも始まるのが遅い。ま、平日でもあるのだが。
ウエイターも、あんまり得意ではなさそうだが、ちゃんと英語を話す。メニューを貰って、まず食前酒を。グラスのシャンペンにも飽きたので、何かリコメンドあるかと聞くと、玉村豊男をフランス人にしたようなウエイターが、店名と同じ名前のオリジナルカクテルがお勧めだという。シェリーをシャンペンで割ったとのことだが、ま、おおむねシャンペンだ。はは。
クラッカーにパテ、小魚のフリット、生ハムなど、最初に出るアミューズブーシュをつまみながらメニューを検討。英語メニューのほうを貰ったのだが、英語圏の客も多いようで、きちんと書いてある。本日のシェフのお勧めは、「ゲーム」だという。「ジビエ」のことかと聞くと、そうだとのこと。しかし、鳥類であることは分かるが、何の鳥だろうか。イマイチ英語が得意でないウエイターが、チキンに似た鳥だとしきりに解説してると、むこうにいたメートルドテルが、「"キジ" "キジ"」と助け船を出しにきた。ははあ、「雉」ね。しかし日本語を知ってるとは、日本人の客も多いんだなあ。
スターターとメインを決めた後、時間がかかるデザートも、最初にオーダーしていただいくほうがよいと言われて注文。今度は、胸にマークをつけたソムリエが、料理の注文をチェックした後で、ワインの注文を聞きにくる。ま、「レストランでは基本的にソムリエに任せるほうがよい」と、あの田崎真也も言ってるのである、というわけで(ホントはフランスでワイン選ぶ知識なんぞ皆目ないから)、「ボルドーで何かリコメンデーションあれば」と聞くと、なにやらフランス語で講釈しながら(この部分サッパリ分からん)「この95年はたいへんによいワインです」と、ワイン・リストの1本が指差される。他を選ぶ知識もないので、それを注文。ははは。(後で勘定書きにて調べると、La Chapelle de La Mission Haut-Brion 95年であった。有名なシャトーのセカンド。)スターターには、白ワインをグラスで。
前菜にホタテとつけあわされていたトリュフの官能的な風味には実に感動。こんなトリュフは食べたことがない。どちらかというと動物に近い、麝香さえ思わせる、セクシーで馥郁たる香り。手長エビのグリルも実に結構。メインのローストされた雉。耐熱容器をパイ生地で密閉してオーブンで焼いたようだ。ウエイターが手早く皿に切り分けるが、野生の肉の香ばしい香りと、濃厚でうまみが凝縮したソースが実に素晴らしい。赤ワインは、酸味と渋みに、やや熟成の枯れが入ってきつつある頃だが、実に豊かな味わい。
メインを堪能した後は、10種類以上並んだチーズワゴンが静々と登場。開けたとたんに当たりには熟成したチーズの香り一杯。ゴート・チーズ、青カビ、ウォッシュタイプなど、お勧めを数種類とりまぜて。熟成の進んだ香りと濃厚な発酵味。こんな美味いチーズも、あんまり食べたことないな。
デザートの後でエスプレッソをダブルで。周りのテーブルでも、英語を話してるグループが2組。1組は明らかにアメリカ人の4人組。もう一組は中国系イギリス人か。まあ、こういうところでは、さすがに英語が普通に通じて不便がない。
堪能したところで勘定書きを頼み、フランス人の真似をして、じっくり内容をチェック。 しかし、勘定書きはフランス語なので、実のところ、あんまりよく分からん。ははは。
サービスチャージが入ってる形跡がないのだが、念の為に確認すると、すでに含まれているという。アメックスのカードで支払いするが、アメリカのカード明細のようにチップを記入する欄もない。しからば、ということで特にチップは置かずに席を立つ。果たしてそれでよかったのかな。ガイドブックなどによると、「勘定書きにサービスフィーが含まれている時は不要だが、お釣りの小銭程度は置いて行く」、とある。カードで支払しても、現金でちょっとばかし置くのかね。どうもフランスのチップ事情は、イマイチ不明である。
イギリスのTV番組
海外に旅行して時間が空くと、ホテルの部屋で現地のTV番組を見るのが好きだ。以前、ジャマイカ行った時、現地ローカルの自国の貧困を扱った番組なんかは、実に迫力があった。ローカルのCMも、どこの国でも興味深い。
フランスのTVは、何言ってるかサッパリ分からないのだが、イギリスのTVはホテルで割と見た。BBCは、日本のNHKと比べると、割とカジュアルな印象の番組も多々
あるようだ。
「Ready Steady Cook」という視聴者参加型の料理ショー番組。進行役の黒人の大男が、しゃべるわ、プロのコックの料理は手伝うわ、料理しながら鍋も洗うわで、実に大車輪の活躍。プロのシェフが視聴者を助手にして、料理を作り、制限時間内の料理でデキ映えを競う。ただ、肝心の出来あがる料理が美味そうに見えない。やっぱりイギリス料理の伝統だなあ。
「The Weakest Link」
これは、Anne Robinson。「The Weakest Link」という視聴者参加型クイズ番組の司会者。向こうで見ると、これがなかなか面白い。8名の参加者が順番にクイズに答え、1問正解が続くたびに賞金が積み上がってゆくが、誰かが間違うと、その
時点で賞金はスタート時の20ポンドまで一気に下落。1ラウンド終わるたびに、回答を間違えて賞金積上げのリンクを切る困ったチャン(Weakest Link)を、回答者の投票で1名ずつ退場させててゆく。最後には残った2名の直接対決となり、勝った1名が、それまでに積みあがった賞金を総取りするというもの。日本でも伊東四郎の司会で、同工異曲のマネッコ番組が出来たのだが、もう終了してしまったらしい。日本の番組のほうはほとんど見たことないな。
Anne Robinsonは、ニコリともせずに、底意地悪い厳格な教師のような、魔女のような、情け容赦ない雰囲気を演出している。
2つ間違えた男の名前を、消え去るべき「Weakest link」として書くと、「Why? He missed only one more than you(あなたよりたったひとつ多く間違えただけよ)」と辛らつな批評が来る。「But he failed twice as many」(だけど、彼は私の2倍間違えたんです)と速攻で返す当意即妙さがなければ、たちまち司会者にやりこめられてしまうのだ。進行ぶりを見ていても、この司会者は、大変に頭の回転が速い。やっぱり、日本に持ってくるのに伊東四郎ではムリだった。ははは。
「Bank」とコールするタイミングやら、残りが3人になると、今度は最後に自分が勝つために弱いのを残す戦略があるなど、ゲームとしてもなかなか面白いのだ。私も、回答者が答える前に何問正解できるがトライしたが、ハロウィン・アメリカ特別編という好条件でも、8問正解がやっと。やっぱり英語のクイズは、文化的背景も一般常識も全然違うし、実に難しいもんである。
ZAIKA
ロンドンで訪問。ケンジントンにあるレストラン。イギリスのインド料理屋で、ミシュランの星をはじめて貰った店だという。今でも星ひとつをキープ。店内は、インド料理というより、フランス料理店の趣。シャンペンをグラスで貰って飲みつつメニューを見るに、チキン・ティッカや、チキン・ビンダルーといった見なれた名前無し。注文に困りますな。
ウエイターも、物腰柔らかい。慇懃なインド人というのも、やや不気味であるが、サービスよし。店の看板メニューばかりを集めたGOURMANDというコースを注文。これが50ポンド。25ポンド追加すれば、それぞれの料理に合った厳選ワインが1杯ずつ出てくるというので、これも注文。
スパイシーなポテト、サーモン香草焼き、タンドリチキンのミントソース、小エビのスパイス焼き、ロブスター照り焼き、サモサ、などが小さなポーションで次々に。どれも微妙にスパイスが効かせたフレンチといった味わいで、実に結構。そんなに辛くはない。これに合わせて、白ワインが種類を変えて3杯、次にロゼが1杯。
メインは、子羊のスパイシーグリルとレンティル豆の入ったマサラ。これに合わせてフルボディーの赤ワインが一杯。メインも美味だったのだが、それまでの料理とワインで満腹。半分近く残してしまった。コースの中には同じような味付けもあったので、品数の少ない、Jugalbandiというコースで十分であったかもしれない。
ルーブル美術館と上野の山
ルーブルは、泊まったインターコンチネンタルから徒歩で行ける距離。隣に広がるチェイルリー公園からは、オベリスクのそびえるコンコルド広場を貫いて、一直線に続くシャンゼリゼ大通り。そして、遥か彼方には凱旋門が遠望できる。
一面の芝生に円形の池の公園を通り過ぎ、カルーゼル凱旋門をくぐって美術館に。公園と池と美術館。このアプローチに、なにか見覚えあると思ったら、上野の森と国立博物館の関係にちょっと似ているのである。
もっとも日本の場合は、お山を下りれば、ゴミゴミした薄汚い街が続くだけ。東京も、上野恩賜公園を貫いて、皇居の竹橋辺りにぶちあたるまで、シャンゼリゼに匹敵する大通りを作ったら凄かっただろうになあ。東京タワーも、日比谷のへんに建てていれば、もっと印象的な東京を代表するモニュメントになったろう。戦後の焼け野原が、都市計画を再考するよいチャンスであったと思うのだが、絶対権力の不在と野放図な個人の欲望が、東京を際限無くゴミゴミした薄汚い街にしてしまった。ま、フランスでこんなことを考えても詮無いことではある。
「モナリザ」と「洗礼者聖ヨハネ」
ルーブル美術館には、さすがに日本人多し。モナリザは特に有名で、あちこちの角に、モナリザの方向へと矢印表示がされている。日本人集団は、モナリザへ、モナリザへと先を急ぐ。かなり端にあるので、たどりつくのが結構大変。しかし、絵の前に立ってカメラのフラッシュを光らすヤツが多いのにはビックリ。しばらく絵を見てる間に何度光ったことか。もちろん日本人のオッサン、オバサンもいるが、外国人にも多い。
誰も特段の注意を受けるわけではない。どうせ注意しても無駄なので、箱のガラスのほうをフラッシュを通さないフィルター仕様にしてるのでは。このガラスは普通のガラスではない。モナリザがなんだか暗く、くすんで見える気がする。ミラノに行った時、「最後の晩餐」が修復中で、こっちのほうはウカツな観光客がフラッシュ光らせるたびに修復師が注意してたもんであるが。
日本人の団体は、モナリザ見たら、ハイこれで終りとばかりに、今度はミロのビーナスを見に廊下を戻って行く。帰る途中にも、同じダ・ビンチの「洗礼者聖ヨハネ」が展示してあるのだが、なぜかこちらを顧みる人はほとんどなし。深遠な謎を含んだ、この絵のヨハネの微笑みとこの指は、いったい何を指し示しているのか。しかし、ルーブルは展示の解説がすべてフランス語なので、有名な作品や作者を判別するのがやっとである。
オルセー美術館
ホテルからも徒歩の距離なので、訪問したら、ルーブルの休館日だったために観光客が集中したか、長蛇の列。どう考えても30分以上は列に並ぶので退散。しかし、平日だし観光シーズンでもないのに、いつもあの長蛇の列だとしたら、どう考えてもオルセーに入る気はしないな。はは。
そういえば、ずっと前に訪問した、イタリア、フィレンツェの美術館も長蛇の列でアッサリと諦めたのだった。しかし、フィレンツェは半分くらい日本人の気がしたが、オルセーの列は日本人少ない印象だったな。ツアーは予約して別の入り口から入るからかもしれぬ。むむ。
ユーロスター
パリ・ロンドン間往復に使用。乗ったのは初めて。ウォータールー駅に着いたのは、出発時間の20分前。スクリーンでは、「on time」の出発となっているのだが、プラットホームへの通路は大混雑で人並みは動く気配なし。ラウンジで待つうちに発車時間は過ぎてしまったが、カウンタの係員は、「放送があるまで大丈夫だ」とケロケロ。結局、20分以上遅れて発車。後で聞くと、強風による塩害で、フランス側送電線に問題が発生してたとか。英仏海峡トンネルは20分程度。地下にもぐってゆくので、飛行機の着陸時と同様に、ちょっと耳が痛くなるのが妙な気分。
ユーロスターの食事
1等を手配しておいたので、車内で食事が出る。最初にグラスに入ったシャンペン、豚肉のパテ、子羊の煮込みなど。小ビンのワインは、赤、白2銘柄から選べる。飛行機でいうと、ビジネスクラスの昼食相当か。ワインを2本飲んだら、かなり酩酊した。
パリ・オープンツアーと凱旋門
パリ市内の観光は、バス乗り放題の「パリ・オープンツアー」を使用。バスの2階は屋根無しのオープンとなっており、名所旧跡を回るツアーではなかなか便利。凱旋門の周りも、グルリと回ってくれるので、写真も高い位置から撮影できる。しかし、季節的にもう寒かったのが難点。それにしても、凱旋門の外周道路を周る車だが、車線もないし、信号もないのに、あれでよく衝突事故が起こらないもんである。特にバイクの運転が無謀だ。まあ、事故も起こってるのかもしれないが。
凱旋門の上にも上る。延々と続く階段には参った。最後は足がガクガク。しかし、門の上からはパリ市内が一望できて、素晴らしい眺め。
凱旋門からコンコルド広場、ルーブルまで、一直線に大通りが続く。フランス皇帝による大規模な開発計画が、はっきりと分かる形で残された歴史都市。凄いもんだねえ。後でガイドブック見ると、門の上に上がるには、エレベータもあると書いてあって愕然。しかし、入り口が不明だったなあ。
ビッグベン
ロンドン滞在は、ビッグベンの見える部屋。たまたま夏時間(DST)が終わる日だったのだが、翌日の朝にビッグベンの時計を見ると、ちゃんと1時間調整されていた。誰かが夜中に、エイヤコラと鎖を引っ張ったり、でかいハンドルを回したりして調整してるのであろうか。実にご苦労さまである。
この部屋からは、ブリティッシュ・エアが運営するロンドン名物の大観覧車、ロンドン・アイも間近に見える。実に大きな観覧車で、ひとつのカゴには数十人詰めこめるだろうか。ロンドン・アイのWebサイトを見ると、事前予約も可能で、カップル用に区切られたスペースや、1周する間に、ウエイター付きでカクテルが出るパーティー・コースなんかもあるようだ。なるほど。
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