MADE IN JAPAN! 過去ログ

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2003/09/09 アメリカ土産の「湖南又一村」。

昨日はまだ時差ボケがあって仕事進まず。適当な時間で早帰り。夜9時頃に睡魔に襲われたが、ここで寝てしまったらまた妙な時間に目覚めてしまう。11時までがんばってから就寝。本日の目覚めは爽快。時差ボケもすっかり抜けたようだ。やはりオリジナルの時間に再適応するのは早い。

今回の出張では特段アメリカ土産は買ってないのだが、ひとつだけ西海岸で買った物がある。「Hunan Home's Restauran」で食事した時に店の名前が入った酒器をひとつ。

この店は、Moutain Viewのオフィスで働いている時によく行った。看板には漢字で「湖南又一村」と書いてある。当時の同僚、香港出身のK氏によると中国の詩の一節であるらしい。シーフードが美味い店だが、日本人の宴会とみると「ミル貝の刺身」やら「アワビ」などバカ高いマーケット・プライスの料理をしきりに勧める調子のよいウェイターがいる。

Yahoo!で検索してみると、なんと店のWebページを見つけた。このページに写真出てるのが、先日会った商売上手なウェイターその人である。いや〜、ネットで世界も狭くなった。私が駐在してる時は彼ではなく、先代のやはりカタコトの日本語をあやつるこれまた調子のいい2枚目であったが。華僑はどこでも同族でやってるから、あるいはみんな親戚だろうか。

土産に購入した酒器は、2重の焼き物で、大きなほうにお湯を入れておくとトックリ部分の紹興酒が冷めないというなかなかの優れもの。店の名前も彫りこまれている。土産にも売ってるというので値段を聞くと、ひとつ40ドルとこの調子いいウェイター氏はオファーするのであった。

しかし、それはムヤミに高いなと思ってると、同席したH氏がいきなり交渉に乗り出してきた。彼は北京、上海に駐在経験あり、英語はカラッキシだが中国語はペラペラ。中国語で値切るとなるとやたら燃える。ガーガーやってるので、いったい幾らから交渉してるのかと聞くと、まず1ドルからだと。中国流の値段交渉ってのは凄まじいもんだな。ははは。

中国では、値切る時、普通は平気で30分くらい交渉するもんだというが、とりあえず12ドルで手を打ってもらい5名ほどが購入。しかし、H氏の言うには、おそらく原価は3ドルくらいじゃないかとのこと。そういえば、このウェイターは、料理の勘定とは別にキャッシュで私に払って精算してくれと言ってたな。案外彼のポケットにそのまま入ってるのかもしれない。中国人はやはり商売が上手である。



2003/09/08 単純労働に従事しているアメリカ人諸君

シカゴで仕事最終日の金曜夕方、翌朝ホテルまで迎えに来る車を手配したアメリカ人の女性マネジャーに、車は何台来るのか聞くと、「2台だ」とのこと。むむ??

「あのさ、今回の出張は大軍団で、日本に帰国する社員は14人。大きなトランク持った14人がオヘア空港に行くのに、2台で本当に大丈夫かな」と確認すると、彼女も少々不安を感じたとみえて、私の目の前でその「Jon's Limo」というところに電話。名前からしてスモール・ビジネスでなんとなく心配だが、むこうのオッサンは確かに2台で大丈夫と言っている。大きなラゲージあるんだぞと言わせても、大丈夫だと。一応、納得。

土曜の朝、ホテル前で待ってると、現れたのはくたびれたミニヴァン2台。運転手以外に詰め込んでも乗れるのは6人がやっと。運べる人数は2台で12名が限界。唖然としながらもムリヤリ荷物を積んでみると、荷物のほうは1台5人分しか入らない。つまり2台で10名分がやっとということが判明。くどいほど確認したのだが、案の定これだよ。

単純労働に従事しているアメリカ人諸君が言う「大丈夫」は割引いて聞かないといけないのである。住んでた時には何度も痛い目にあった。しかし実に久々にやられてみるとなんだか笑えてくるのも事実。「やっぱりなあ」、という懐かしい感慨。はは。もっとも用意周到な私は、万一のバックアップに日本人駐在員にも車でホテルまで見送りにくるように依頼してたのであった。備えあれば憂い無し。4名は駐在員の車2台で空港に向かうことに。

しかし、「Jon's Limo」のオッサン、どうしても14人運べとゴネられたらいったいどうするつもりだったのか。友達のタクシーでも電話で呼んだろうか。ま、形式にこだわらずに試行錯誤でドタバタやって、なんとかなってしまうのも、これまたある意味アメリカ流ではあるのだが。

空港のセキュリティチェックではやはり靴がひっかかった。飛行機は時間通り搭乗が済んでプッシュバック。そのまま離陸と思われたが、コンピュータの不具合と機長のアナウンスがあり、ゲートに戻って点検。直らないので機体そのものを変更するということで全員外に出される。新しい飛行機への荷物積み替えやら補給やらで離陸は3時間遅れ。成田には2時間遅れで到着。朝っぱらからドタバタしたので実に疲れた。しかしなんとか無事に帰国。

夜は「しみづ」を予約してたのだが、なんとか部屋に戻りシャワー浴びてから外出する余裕があった。久々の日本の寿司。ワサビも醤油もショウガも酢飯も寿司種も海苔も、やっぱり日本だなあ。白身はカレイが消えてタイになっているし、赤貝やミル貝もラインアップに復活。まだ脂の乗りは薄いがサバも種札にあり。もう寿司屋はすっかり秋。マグロは松前と聞いたが、これまた実に結構。

日曜に帰国して、今日から通常通り出社。カウンター・ジェット・ラグはそれほどひどくもないのだが、やはり時折意識が朦朧とする。本調子までしばらくかかりそうだ。


2003/09/06 日本帰国当日

昨日の夜は、会社近くのシーフードレストランで仕事打ち上げの会食。30人ばかりいただろうか。ウェインティング・バーでジン・トニックを飲んでると、前の駐在の時から知ってるアメリカ人が「Welcome home!」と笑いかけてくる。

先週トロントで会ったカナダ人社長の隣に座ると、「Labor day weekendでこんなに日焼けしたよ」と真っ赤になった禿頭を指差して笑う。シカゴは天気悪かったんだが。ウィスコンシン在住共和党員とブリティッシュ系カナダ人のアメリカ文化に関する応酬がなかなか面白い。隣国同士でも違うものだ。

クラムチャウダーは秀逸。メインはサーモンにしたのだが、アメリカンサイズの巨大な切り身でとても食べきれない。デザートになんとかパイなるものを頼んだのも失敗。これまたとてつもなく大きく、かつ甘い。半分も片付けられずに降参。さすがに胃が疲れてきてるんだな。

ホテルの部屋に帰り、時差を見計らって日本まで国際電話かけ、帰国当日の寿司屋カウンタを予約。この店にはオーストラリアからもイギリスからも電話かけて予約したことがある。病膏肓に入るという奴ですな。はは。

今朝は妙に早く目が覚めた。まだシカゴ時間午前6時前。午前のフライトでオヘアから成田まで。食い物でいうと、Yu's Restaurantの「チャンポン麺」が食えなかったのがやや残念。感動するようなもんでもないが、いつも食べてた懐かしい味だったんだが。


2003/09/06 これで仕事終了

本日は朝から発表用の英文原稿の作成。3時から現地法人の社長も入れた大会議。しかし終わった。2週間のアメリカ出張は、このミーティングで締めくくり。こちらの時間は夕方4時半。ホテルに戻ってひと休み。夜は全員で会食して打ち上げ。土曜日朝の便で日本に帰国。疲れた。しかし、なんとか仕事が大過なく終わったという充実感あり。やれやれ。

もうちょっとステイして日曜までいたら、NFL サンフランシスコ49ers対シカゴ・ベアーズなんて試合がこっちのTVで見れたんだが。まあ、しかし、月曜から日本で仕事。かなわんなあ。


2003/09/05 もう秋 / NFLシーズン

朝、ホテルの玄関を出るともう秋の風。5階にあるオフィスのキッチンでアメリカ人の社内弁護士と話していると、冬場は隣のフォレスト・リザーブの葉がすっかり落ち、空気が澄んで、ゴールドに輝くシカゴダウンタウンのスカイラインすべてが遠く見渡せ、夕方などは空が黄金色に光ってとても綺麗なんだとか。この辺りは夏が終わるとあっと言う間に冬が来る。

仕事のほうは、なんだかんだとドタバタしたが、なんとか終わりに近づいた。今日は7時くらいに仕事を終わって、同行の出張者、アメリカ人を交えて8名ばかりで日本料理屋で乾杯。明日1日終われば土曜日には帰国だ。

ホテルに戻ってTV中継で、NYJとWASのNFLシーズン・オープナー。アメリカでNFLのゲームを生中継で見るのは何年ぶりだろうか。これまた懐かしい気がする夜。


2003/09/04 出張も終盤戦。

出張もいよいよ終盤。仕事も佳境に入って忙しい。そこへもってきて、昨日の夜はこちらの事務所に赴任している同期のH氏と飲みに行ったため、本日の午前中は半死半生状態。そういう時に限って、こちらの社内弁護士との面談予定が入ってたりするのであった。二日酔いの頭で仕事をすべて英語でこなすというのは実に辛いもんだなあ。

しかし、なんとか出口も見えてきた。アメリカ滞在も土曜日まで。仕事のほうはあと2日を残すのみ。疲れは蓄積してきたが、もう一踏ん張りだ。


2003/09/01 J・GARCIAのタイ / 「Bob Chinn's Crab House」 

昨日は日曜でデイオフ。ホテルで朝寝。ランチを済ませてから、ウッドフィールド・モールを散策。全米でも屈指の規模を持つシカゴ郊外のショッピング・モール。もっとも観光客用ではないからブランドショップがあれこれ並んでるわけではない。

昔、アメリカに赴任した当時は、見るものすべてが珍しく、ショッピング・モールを巡っても飽きなかったもんだが、久しぶりの訪米とはいえ、今はそんなこともない。しかし、なかなか懐かしいもんで、あちこち散策。マーシャル・フィールドでJ・GARCIAのネクタイを見つけたのでつい3本ばかり購入。ブランドと呼ぶほどもない安物だが、滲むような色使いが好きだ。日本で売ってるのも見たことがない。

夜は他の出張者と連れ立って、シカゴ郊外、「Bob Chinn's Crab House」に。ここも昔は何度も来た懐かしい場所。全米のレストラン売り上げでは、いつもTOP10に入っている人気店。入り口の壁には本日アラスカから到着したカニのエアウェイビルの写しが貼られているのも昔のまま。

生のオイスターとクラム、そしてガーリックで炒めたブルークラブ・クローを分け合って前菜に。小さなカニ爪をガーリック風味で炒めたこの前菜は癖になるほど美味なり。ケイジャン風味のシーフード・ガンボスープも懐かしい野菜の滋味。

メインにはアラスカン・キング・クラブ20オンスをガーリック風味で。日本ではタラバと呼ばれるカニだと思うが、まずお目にかかったことがないような太い足。これがブツブツとチョップされ、ガーリック風味で炒められている。甲殻類とガーリックは実によく合うことを発見したのもこの店。素晴らしい夕食を堪能。来週土曜日に帰国するまでに、もう一度くらい訪問したいな。今度はカニを変えて、コナ・クラブのスティームなんか試すか。はは。


2003/08/30 レイバーデイ・ホリディ

金曜日は朝からトロント空港近くのカナダ現地法人で仕事。在庫の棚卸、預金勘定の照合、長期停滞在庫・売掛金の内容確認、各種勘定残高の照査など、時間はいくらあっても足りない。

カナダ人社長と昼食時に先日の大停電の話など。空港で大停電に遭遇し大変だったらしい。そういえば、そもそもブラックアウトはナイアガラで始まったと聞いたが、と確認すると、「Oh! It's American story!」、アメリカは、なんでもカナダのせいにしやがってとご機嫌斜めである。それにしても、結局のところ真の原因は何だったのだろう。

午後から仕事再開。あれもこれもチェックしなければと気がせくが、時はアッという間に。土曜日からカナダもLabor Dayの3連休。金曜から出かける予定もあるだろう。日本人になら無理も利くが、ここのオフィスはすべてカナダ人。積み残しは来週シカゴからフォローすることとして定時で業務終了。とにかく今週の仕事は終わり。夕食の後、ホテルのバーでバーボン飲んでたらだいぶ酩酊。

土曜の朝は8時にトロントのホテルをチェックアウト。シカゴまで移動。セキュリティ・チェックの混雑を考えて、余裕を見たが、意外にスイスイ進んで拍子抜け。定刻にオヘア空港到着。風は涼しく、空にはもう秋の雲が。

駐在のN君の車で北西郊外の事務所まで。シカゴ時代は連日のようにお昼に行ってた「喜多方」で味噌ラーメン。オーナーが韓国人に変わったとのことだが、当時はもっと美味かったように感じたが。

土曜日なので仕事はお休み。午後からリグレイ・フィールドでのメジャー・リーグ、シカゴ・カブスvsミルウォーキー・ブリュワーズの試合観戦。全米で第2位の古さというボールパークだが、芝生が美しい。久々に生で見るサミー・ソーサはホームラン無し。先発投手が乱調で点を取られすぎてカブスは敗退。やはり野球はスタンドでビール飲みながらのんびり観戦するのが一番。カブスへの声援は凄い。7回のホームチーム攻撃前のブレイク時、3列前の席で指輪を渡して連れの女性にプロポーズしている男性がいた。日本人には奇異に感じるが、ボールパークでのプロポーズというのはアメリカでは古典的で、事前にお金を払っておくと、「Will You marry me Ann?」などとスコアボードの電光掲示板にデカデカと文字が出てくるサービスなんてのもあるようだ。


2003/08/29 トロント。イースタンタイム。

午前中はダラスの事務所で会計士の棚卸に立ち会い。午後からトロントへ移動。空港に行くため事務所から出るとクラクラするようなカンカン照り。暑い。

ダラス・フォートワース空港でのセキュリティ・チェックはサンノゼよりも更に厳しい。金属系の物は何も身に着けていないはずなのに、探知機のゲートをくぐるとアラームが響く。靴を脱げと言われて別にX線に。ベルトのバックル部分も入念に検査。文句つける乗客がいないのは、ズサンな検査でテロに遭うよりキッチリ検査してもらったほうがよいからだが、それにしても厳格だ。

Departureのモニタを確認すると、チェックイン時にボーディングパスに印字されたゲイトと違う。行ってみると変更とのこと。指示されたゲイトは前の便の出発が遅れて混雑している。これまた危ないと思ったら、案の定再度変更。アメリカの空港の搭乗口はすぐに変更になるから、ボーっとしてるとエライ事になる。

搭載した荷物の確認に更に時間がかかって出発は30分遅れ。トロントまではおよそ3時間。タイムゾーンは、イースタンタイムに突入。時計の針を更に1時間進める。空港隣接のホテルにチェックイン。ホテルのカフェで遅い夕食をすませて部屋に戻るとすでに10時。移動ばかりしているうちにどんどん時間が空費されてゆく。北米大陸は、やはり広大なり。

寿司が食いたいなあ。あ、そうそう、ラーメンも。


2003/08/28 ターミネーターに投票 / セントラルタイム

水曜は妙に早く目が覚めた。TVをつけると「JOIN ARNOLD」というシュワルツェネガー選挙キャンペーンが流れる。サンノゼ事務所のアメリカ人マネジャーと雑談している時に、Recall Electionの話になり、「Are You going to vote for the "Terminator"?」とからかうと、「ターミネーターは実に共和党的な映画だ。しかし、カリフォルニアでは共和党は勝たないよ」とのことであった。大統領選では確かに民主党が強いのだが、元知事のレーガンは共和党だったり、単純に決めつけはできないが。ま、青島幸男や横山ノックを知事にした我々が、カリフォルニアンの投票について論評する筋合いではない。

今日は午前中、事務所で仕事した後ダラスに移動。サンノゼ空港で荷物をチェックインした後、セキュリティ・チェックの列が実に混んでいる。PCはカバンから出して別のトレイでX線検査にかける。見ていると、旅なれたアメリカ人は、言われる前にベルトや履いている靴まで脱いで検査用のトレイに入れている。金属探知機の感度をよほど上げてあるようだ。

荷物を透視したスクリーンを見ている係員の真剣さも違う。昔のサンノゼ空港では、メキシカンかプエルトリカンか知らないが、太ったオバチャン達が、ゲハハと笑いながら検査画面見ているというタルんだ雰囲気。しかし、今日は真面目そうなオッサンが目を皿のようにして画面を見ている。気になることがあるとすぐにコンベアを戻して再確認。列が長くなる訳だ。昔が適当過ぎたのか、今のやりかたが正しいのか、なかなか難しいことではある。

ダラスに移動するとタイムゾーンはセントラルとなり、時計が更に2時間進む。時差ボケにはよいのか悪いのか。到着するとすでに現地時間夕方の6時。現地の偉い人もいれて総勢15名で会食。Irvingの「Kang's Cafe」という中華だが、ここは駐在時代にも来たことがある。店の入り口に、ダラス・カウボーイズのQB、トロイ・エイクマンが来店した時の写真が貼ってあるのを見て思い出した。



2003/08/27 数字の読み方 

昨日の夜は11時半に寝たのだが、ずいぶん眠ったような気分で目覚めると、まだ夜中の1時半。それからまた寝たが、眠りは浅い。やはり時差の影響あり。

午前中は、本業ではないのだがサンノゼの事務所で在庫の棚卸チェック。アメリカ人のマネジャーと2人で在庫リストを見ながら確認してゆく。普通の会話は問題ないのだが、難関なのが数字の読み方。

「探してるパーツNOはいくつだっけ?」と英語で訊かれて、たとえば「0580-2017」ならば、「オー・ファイヴ・エイティ。トゥエニィ・セヴンティーン」と一瞬にして口をついて出なければいけないのだが、普段数字を読み上げる練習なんぞしてないので意外に手間取る。子供の頃から英語使ってる人間と雲泥の差を感じるのはこういうところだ。

お昼は、これまた懐かしいサンノゼのジャパンタウンまで。「刀屋」というラーメン屋が昔はあったのだが、もう店を閉めたらしい。

天ぷらにビーフ照り焼き、カリフォルニア巻のランチに更にご飯と味噌汁がついた定食なんて、日本ではどこでもお目にかかれない。久しぶりに頼むと、日本レストランで逆にアメリカが懐かしくなるような代物であった。

夜はまた大勢で移動してイタリアン。海外出張も、自由時間がないのが困ったものだよなあ。睡魔が時折襲ってきてしかたない。


2003/08/25 無事アメリカ到着。

日曜は、出発1時間半前に成田でチェックイン。出国のゲートは大して混んでない模様。時間つぶしに「寿司岩」で一杯。まあ、さほど悪くもないが、感心するほどでもなし。

のんびりし過ぎたか、気がつくと飛行機の出発時間45分前。出国検査場に行くと、なんと大行列で通過するには30分以上かかるという。乗り遅れるかと冷や汗をかいたが、なんか間に合った。しかし、出国検査も、管理優先のお役所仕事で、効率上げようとか待ち行列を少なくしようなんてサラサラ考えてないのがよく分かる。もっとも、日本の航空会社が使う第2ターミナルのほうが効率よい気がするのは、やはり何らかのプレッシャーがかってるのだろうか。

乗り込んだのは、経費節減の折からアメリカン航空のエコノミー。アメリカンも米国内では乗ったことがあるが、国際線は初めて。アルコール飲料が5ドルと有料になってたのは知らなかった。経営悪化の影響だろうか。せちがらいね。

10時間飛行機に揺られてなんとか無事に到着。アメリカが始めての人もいるので、サンフランシスコ・ダウンタウンなど現地法人の駐在員の運転で観光に。以前は自分で車を運転して、何度となく日本からの出張者を案内したもんだが、乗せていってもらうのは気楽で結構。久々に見たゴールデンゲイト・ブリッジはやはり懐かしかった。

本日は、カラっと晴れたカリフォルニア独特の快晴。陽光はまぶしいが、湿度は低く朝方は肌寒いほど。気候もまた懐かしい。朝からEast Bayにあるオフィスで仕事。一日中、向こうのアカウンティング・マネジャーと英語で話するのも疲れる。

夜は同行の出張者8名総勢で移動して、Mountain Viewにある湖南料理の店。ここは以前駐在してた時にもよく来たが、シーフードが実に美味い。もっとも日本人の駐在と見ると、片言の日本語で、アワビやらミル貝やら、高そうな物ばかり頼ませようとするのがやや難点でもある。愛想はよいのだが、なかなかヤリ手のウエイター揃いだ。

ダンジネス・クラブの素揚げやら白身魚の蒸し物やら貝のスープやら頼んで堪能。そこから今度はSan Joseに移動してホテルにチェックインしたらもう夜の10時過ぎ。昨日は割りと寝たほうなのだが、午後になるとやはり時差が来る。なんだか疲れた。明日は一日中う在庫の棚卸に没頭する予定。