1997年春、ハーバード大学にて




今日4月26日、予定より数日早くリス釣りの記録の写真を受け取った。今日は実験実行の日、4月21日と共にリス釣りの歴史に残る輝かしい日になるであろう。写真を受け取ってから数時間になるが、実験結果のあまりの素晴らしさに今も感涙にむせいでいる所である。

今回の実験は釣り師のテクニック、カメラマンの技術、そして釣られる側であるリスの気合と3拍子すべてそろったものであった。

我々はとうとう今までは完全、明確な形で記録する事が出来なかった幻の極意、「りすちゅーぶらりん」の撮影に成功したのである。それもリスが5センチや10センチ地面から浮いているような半端な写真ではない。軽く30センチは浮いているのだ。それらの写真の中には、ちゅーぶらりんになりながらもピーナッツを結ぶ紐を噛み切ろうと、必死になってがんばっているリスの努力の様子が明確に記録されている物もある。これを記録したのも今回が初めてである。上記したとおり、これはリス釣り研究史上もっとも偉大なる実験の一つ、いわゆるブレーク・スルーとして末永く語り伝えられることであろう。

誠に申し訳ない事だが、これ以上この実験について語る事は容易ではない。実験結果を明確に記す為に必要な客観性を感動のあまり失ってしまっているからだ。ぜひ写真記録を考察し、個々にこの実験の偉大さを判断して頂きたい。


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